最近、就職活動で建設業界に見向きもしない学生さんが多い・・・。
イメージを変えるには、 通常の現場見学会とは違う、建設会社の実務に即した「リアルな研修会+現場見学会」ができたら面白いのではないか・・・。
上記コンセプトを踏まえて、弊社ではこのたび株式会社ビーイングのご協力を頂き、 建設会社の実務フロー「積算→入札→施工」を体験する講習会を、 九州大学工学部 4年生の講義の一環として、6月2日・9日・16日の3回にわたって開催させていただきました。
《第1回》は、株式会社ビーイングの内之浦さんに官庁の積算の仕組みをお話し頂いた後、 インストラクター山本さんのご指導の下、積算ソフト「Gaia9」の操作体験を行いました。
《第2回》は、総合評価方式入札の仕組みを学んだ後、2~3名のグループで 仮想「建設会社」を作り、 入札のシミュレーションをしました。
各社(グループ)ごとに、実際に国土交通省で発注された総合評価の方式にて自社とライバル社の評価点を予想した後、第1回の講義で作成した積算価格をもとにして 入札価格を決める「検討会」を行い、その入札結果の確認まで行いました。
《第3回》は、第2回までに積算・入札を体験した工事の現場にて、完成見学会を開催しました。
工事名:塚本池地区構造物設置(その2)工事
発注者:国土交通省 九州地方整備局 福岡国道事務所
住 所:福岡市東区
あいにくの空模様の中でしたが、工事責任者の工事説明の後、5月末に完成した現場の状況を見ながら質疑応答をしました。
雨が上がったところで現場に出て、コンクリート表面の仕上りを見ながら、現場での創意工夫や発注者とのコミュニケーションの仕方など、質疑応答を交えながら歓談しました。
今回の開催に際し、九州大学の佐川康貴准教授、株式会社ビーイング、福岡国道事務所をはじめ関係者の皆様には大変お世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。