Sustainability
サステナビリティ
松鶴建設では、持続可能な社会の実現に向け、
当社の各取り組みを通じて
国際連合が採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」の
達成に貢献しています。
弊社が進めるSDGsへの取組みに対して西日本シティ銀行、福岡県、福岡市からSDGs宣言企業の認定を受けました。松鶴建設は、持続可能でよりよい社会の実現を目指すSDGsの目標に賛同しています。
ここでは、認定項目のうち、特に力を入れて取り組んでいる項目を抜粋して掲載いたします。今後も持続可能な社会の実現を目指してSDGsへの取組みを推進してまいります。
環境
水質保全活動
橋梁工事などで河川や海での施工を行う際、独自の対策を徹底し、
水質汚濁の防止に取り組んでいます。
海上や河川での工事において、河川や港湾などの水底の土砂やヘドロを取り除く作業中に発生する濁りの拡散を防ぐために、汚濁防止膜を使用しています。
また、船舶機械の給油時には、吹きこぼれや漏洩を防止する対策を講じています。安全教育訓練の実施や、汚濁防止膜やオイルフェンスなどの資材を常備することで緊急時に備えています。さらに、陸上工事では、排水を沈砂池や沈殿槽を通じて処理する取り組みを実施しています。
これらの対策は、松鶴建設がこれまでの施工実績を基に、環境や周辺住民への配慮から進めているもので、今後も環境保護と企業の持続可能な成長を両立させ、環境に配慮した企業活動に取り組んでまいります。
大気汚染予防・温室効果ガス排出抑制活動
大気汚染予防や温室効果ガス排出抑制活動に取り組み、
中小企業版SBT認定(SMEs)を取得しています。
松鶴建設では、建設機械を保有しておらず、リース会社から最も低燃費な機械を手配することで、大気汚染予防活動に努めています。
協力会社にもこれらの取り組みに協力を依頼し、現場でのアイドリングストップ運動の推進活動や、社用車にハイブリッド車を導入し、環境にやさしい技術の導入を進めています。
また、温室効果ガス削減に向けた中小企業版SBT認定(SMEs)認定を取得し、パリ協定が求める気温上昇抑制目標に基づいた温室効果ガス排出抑制活動に取り組んでいます。
SBT認定を指針とし、従業員一人ひとりが環境に配慮した行動をすることで、持続可能な社会の構築に貢献しています。
さらに、環境保護と持続可能な社会を実現するため、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001を建設業界内でいち早く取得し、変化する環境状況にも柔軟に対応しています。
環境以外でも、品質マネジメントシステムであるISO9001も取得し、品質の確保に努めています。
今後も次世代に持続可能な地球環境を引き継ぐことを目指し、積極的に環境保護活動に取り組んでまいります。
混合廃棄物削減活動
廃棄物削減の取り組みとして、混合廃棄物の処分量の適正化に努めています。
複数種類の廃棄物が混ざり合い、分別が困難である混合廃棄物の処分量を適正化するため、分別可能な廃棄物と混ざらないよう、現場に分別置き場や収集ボックスを設置しています。
混合廃棄物は再利用が難しく、埋め立てなどの最終処分しか方法がないため、最終処分量に占める混合廃棄物の割合の高さは、建設業界において大きな課題となっています。
松鶴建設では、5年単位で削減計画を立て、売上高あたりの混合廃棄物を指標に削減目標を設定し、分別活動に取り組んでいます。
人材
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◯ 新入社員研修
技術職の場合、施工管理についてのノウハウや社会人としてのマナーを学ぶ新入社員研修を実施しています。基礎的なビジネスマナーはもちろん、建設業界や施工管理職について詳しくない方でも安心して成長できる研修となっています。新入社員研修後においても入社から3年間フォローアップ研修を随時実施しており、仕事やキャリアにおいて悩みや不安があっても先輩社員に相談できる環境があります。
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◯ 第二新卒研修
第二新卒として、業界未経験で松鶴建設に入社する方も少なくありません。現場での実地研修はもちろん、施工管理業務が学べる外部研修などに参加し、理解を深めることができます。
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◯ マネジメント研修
現場所長に必要なリーダーシップやコミュニケーションスキル、問題解決能力といった様々な能力を身につけるためのマネジメント研修を実施しています。このような研修もあり、松鶴建設では、若くして現場所長として活躍している実績があります。
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◯ ハラスメント防止研修
松鶴建設では、従業員一人ひとりが安心して働ける職場づくりを目指しハラスメントに関する正しい知識と対処法を学ぶことを目的として、ハラスメント防止研修を実施しています。
女性活躍推進
女性技術者や女性事務職の方々が働きやすく、子育て中の社員も安心して働ける環境をつくることで、すべての社員が活躍できる職場環境を目指しています。
現在、日本では「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)が施行され、女性が個性と能力を十分に発揮できる社会の実現を目指しています。
松鶴建設も、この法の趣旨に基づき、積極的に女性社員を採用し、「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画」を策定して、女性が活躍できる職場環境の整備を行っています。
工事現場では、女性用作業着や女性用トイレの導入を実施しており、女性がより安全に安心して過ごせる環境を作っています。
また、結婚、出産等のライフイベント時には、女性の育児休暇や産前産後休暇はもちろん、男性の育児休暇取得実績もあり、すべての従業員が安心して働ける環境を提供し、企業の持続的な成長と社会全体の発展に貢献しています。
仕事と育児の両立支援
松鶴建設では、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、
仕事と育児の両立を支援するためのさまざまな環境整備を行っています。
「次世代育成支援対策推進法」が施行されて以来、日本では少子化対策の一環として、子どもが健やかに育つ社会環境の整備が進められています。松鶴建設もこの方法に基づき、「次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画」を策定し、従業員が仕事と育児を両立できるよう、さまざまな支援策を実施しています。
具体的には、育児短時間勤務制度や育児休業制度の導入、現場作業員が担う業務のうち、書類作成や写真整理などの遠隔でも可能な業務を育児中の従業員が担える体制を整備するなど、育児と仕事の両立を図りやすい環境づくりを進めています。
これにより、従業員一人ひとりが安心して働きながら家庭とのバランスを保てる職場環境を整えています。
人材育成
松鶴建設では、さまざまな研修の実施やキャリアパスの提供を通じて、
一人ひとりが持つ可能性を最大限に引き出せる環境があります。
人材育成
松鶴建設では、次のような様々な研修を実施しています。
人事制度・キャリアアップ
松鶴建設では、年功序列ではなく業績や成果をもとに昇進や昇給が決定される、実力主義に基づいた人事制度を採用しています。
現場責任者を務めるための重要な要件である、1級施工管理技士の資格取得において、資格取得後は毎月の給与に資格手当が上乗せされ実質的な昇給となるなど、各従業員が自身のスキルや成果を正当に評価される制度を整えています。
さらに、松鶴建設では土木・建築系の学科を卒業した学生に限らず、多様な学歴を持つ学生や中途採用者の採用にも力を入れており、無資格・未経験から入社し現在では管理職として活躍する人材もいるため、積極的に挑戦できる風土があります。
また、社長との定期的な面談を通してフィードバックを受けられることで、従業員一人ひとりのモチベーションが最大限に引き出され、成長を実感しながらキャリアを築くことができる環境を提供しています。
安心して長く働ける環境づくり
建設業界において人手不足や長時間労働といった課題に対応するため、
従業員が安心して長く働ける環境づくりに取り組んでいます。
「ノー残業推進月間」「ノー残業デー」「有給休暇奨励日」を設定している他、年間125日の休日や完全週休2日制を導入し、休暇が取りやすい体制を整備しています。
また、従業員の健康診断や人間ドッグの受診費用を補助し、全従業員に必ずいずれかの受診を義努付けているほか、従業員に対し、がん検診の受診を促進する事業に参加登録し、がん検診の重要性の理解や市町村等が実施するがん検診を受診しやすい環境づくりに貢献、年1回のストレスチェックを実施するなど、従業員の健康管理にも配慮しています。
加えて、従業員の賃上げにも積極的に取り組んでおり、松鶴建設における賃金水準は、建設業界の2023年の平均水準に対し、技術者の平均年収で約170万円高く設定されており、成果を従業員に積極的に還元する仕組みを構築しています。内勤職員についても、同業界の水準より平均年収で約35万円高い水準となっています。さらに、毎年年間平均で2.5%以上の賃上げを計画・実施しています。
今後も、従業員の生活の質向上と働きがいを重視した、心身ともに健康で長く働ける職場環境づくりを推進してまいります。
社会
防災・災害復旧活動
「地域の守り手」として、防災及び災害復旧活動に取り組んでいます。
松鶴建設では、 「地域の守り手」として、防災および災害復旧活動に取り組んでいます。建設業界の一員として、災害から地域を守り、迅速な復旧を支援することで安心・安全な地域づくりに貢献しています。
防災活動では、日頃から防災対策の強化を図り、自然災害や緊急事態に備えた万全の体制を整えています。また、災害発生時には、被害を受けた地域の災害の拡大の防止のため、復旧活動を行います。
実際に、国土交通省から災害復興の要請を受けて対応し、表彰されてことがあります。
地域振興活動
地域社会とのつながりを大切にし、積極的にボランティア活動に取り組んでいます。
地域の発展と住民の交流を促進するため、様々なイベントや活動に参加し、地域貢献を果たしています。例えば、地域で開催されるマラソン大会では、従業員がボランティアスタッフとして参加し、運営のサポートやランナーへの声援を通じて大会成功の一助となっています。
また、地域で行われる祭事では、企業として出展し、地元住民との交流を深めるとともに、地域文化の継承や建設業の理解にもつなげています。そのほか、博多山笠祇園まつりに協賛を行い、地域活動の持続的な発展に寄与するなど、地域社会との絆を深め、ともに成長していくことを目指しています。これからも地域の皆様と共に歩み、明るく活気のある社会づくりに貢献していきます。
一人一花運動
公共工事のみならず地域社会を支える企業として、一人一花運動に参加しています。
一人一花運動とは、福岡市にて行われている活動で、市民や企業一人ひとりが、そして行政が、みんなで力を合わせて花と緑を育て、彩りや潤いにあふれ、おもてなしと豊かな心が育まれるまち「フラワーシティ福岡」を創る取り組みです。(福岡市ホームページより抜粋)
松鶴建設は、この活動に参加し、大博通りに植樹を行っています。これからも地域社会を支える企業として、活動を続けてまいります。
次世代担い手育成
大学や専門学校、高等学校などの教育機関と連携し、
次世代を担う学生や子供たちに対して教育活動や情報発信に取り組んでいます。
公共工事は地域にとって今後も必要不可欠なものであり、それを支える人材の育成は松鶴建設にとって非常に重要であると考えています。
次世代を担う学生や子供たちに向け、施工管理の仕事を認知してもらうため、大学での講義においては施工管理の実践的な講習の実施、実際の施工現場を案内する現場見学会の開催などを行っています。
また、当社は2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標であるSDGsの達成に向け、その2030年に成人を迎える「未来リーダーズ」達と活動を広げていく“未来をつくろうプロジェクト”に参画しています。
SDGsの目標の1つである「住み続けられるまちづくりを」に焦点を当て、未来リーダーズから取材を受けました。取材内容は下記URLをご覧ください。
https://rkb.jp/fukuokasdgs/partners/shokaku-iso/
さらに、未来を担う子供たちの生活をより豊かにするため「福岡市こども未来基金」「子ども食堂運営支援団体」への寄付を行い、子どもたちが健やかに成長し、未来を切り拓く力を持てる社会を実現することを目指しています。
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